世界中の人に愛され、資産家や経営者を中心に投資対象として日本でも注目されつつあるアンティークコイン。
近年は稀に見る低金利や、低迷する経済の中でアンティークコインは安定した投資先であると注目を浴びています。
しかし、アンティークコインも希少性の高いレアな物とそうでない物とがあります。
どうせならより珍しい物を手元に置いておきたい物です。
ではレアなアンティークコインを手にした場合はどのような変化があるのでしょうか?
本記事ではそのようなレアなアンティークコインの疑問を解決します。
目次
レアなアンティークコインは不景気にも強い安定した資産になる
非常に希少なアンティークコインでは毎年の利率が10%ほど上がり、半年後には価値が1.5倍になった物も存在します。
レアなアンティークコインは発行枚数も限られており、近年では各国の富裕層が富を表す「見える資産」としての需要も高まっている事から値段が暴落するといった事は考えにくいでしょう。
ただ、レアなアンティークコインへの投資はハードルが高いのも事実。
それでは実際にレアなアンティークコインに投資するメリット・デメリットを紹介します。
レアなアンティークコインを資産にするデメリット
値段が高く購入しづらい
レアなアンティークコインは当然ながら、購入に莫大な資金が必要です。
希少性の高い物ほど価値が増えた時の利益の上がり幅も多いですが、初期費用も高いため手が届きにくいのが難点です。
短期間の投資には不向き
アンティークコインは株や為替のように日々目まぐるしく資産価値が変動するといった事はありません。
そのため、短期間で大きく利益を出したい方には不向きとなっています。
市場規模が小さく情報が他の投資に比べて少ない
外国では馴染みのあるアンティークコインへの投資ですが、日本では注目されてきたと言ってもまだまだマイナーな分野です。
すぐに買い手が見つからず中々換金されない場合もあるかもしれません。
良い状態の維持にお金が必要
アンティークコインは状態によっても値段が変わってきます。
そのため、劣化を防ぐために管理会社の金庫に預けるといった選択も可能です。
しかし、その場合は管理費用として手数料がかかってしまうのです。
レアなアンティークコインを資産にするメリット
発行枚数が少ないので、資産価値が上がりやすい
世の中は需要と供給で成立っていますが、供給が少なければ希少価値が高まり値段も高くなります。
既に生産された枚数が決まっているため、供給過多で値段が下がるということもありません。
今後アンティークコインの投資にさらに注目が集まれば、その価値はより上がっていくでしょう。
現物の資産として手元に置くことができる
株や不動産と違い、目に見える資産として手元に置くことができるのも魅力的です。
見た目にも工夫が施されており、芸術品のように見ていて楽しめるのも大きな魅力となっています。
レアなアンティークコインの特徴
金の純度が高い
一般的にレアと言われるアンティークコインは金の純度が90%以上の物が多くなっています。
金自体も守りの資産と呼ばれ、不景気の局面で強い商品ですからその価値の高さも納得できます。
発行年代が古い
アンティークコインの製造されてから100年以上経っている物もレアで価値が高い傾向にあります。
発行枚数が少ない
メリットでもお伝えした通り、発行枚数が少ないことも特徴となっています。
例えばアメリカの10ドル金貨として1909年に発行された「インディアン金貨」は、
発行枚数はわずか74枚。
過去の取引ではなんと、1500万円もの値段が付いた事もあるようです。
偽物には要注意!鑑定機関で裏付けを!
上記のように非常に良い値段が付くレアなアンティークコインは、当然偽物も多く出回っています。
せっかく高いお金を出して購入しても実は偽物だったなんてことになることも。
そうはならないように「NGC」や「PCGS」といった信頼できる鑑定機関で鑑定された物を購入することが大切です。
既に手に入れていた物でも多少はお金がかかりますが、信頼を裏付けるために上記の機関で鑑定してもらうことを強くオススメします。
まとめ
アンティークコインはレアな物はそれだけ世界中の人々も欲しがるということ。
希少性が高いため手に入れるのも難しいですが、その分の価値があるのです。
しかし、レアなアンティークコインをに目を付けた美味しい話が誘惑してくる事もあります。
偽物を掴まされないためにも信頼が出来るものなのか、鑑定機関を利用するなどして自身で見極めましょう。
上手く活用できれば資産運用をよりサポートしてくれる心強い存在となりますよ