タンス預金をアンティークコインに変えて、資産を守りませんか?
2024年の7月より発行される新紙幣。
実に20年ぶりとなる新紙幣発行により、こっそり貯めていたタンス預金がバレ、奪われてしまう!なんてことが起こるかもしれません。
今回は、2024年から始まる新紙幣の発行により、タンス預金が危なくなる理由を解説します。
また、タンス預金を換金するなら、アンティークコインの購入がおすすめな理由もご紹介。
アンティークコインが投資商品としてどのように優れているかを解説するとともに、おすすめのアンティークコイン購入方法も徹底解説します。
タンス預金が家で眠っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
- 2024年から始まる新札切り替えでタンス預金が奪われることがあるかもしれない
- アンティークコインは投資商品として、価値がゼロになる可能性が極めて低い・保管や管理がしやすい・アンティークコインそのものにロマンがある・相続税対策が期待できるといった魅力がある
- アンティークコインを購入するなら市場性・希少性・状態の三つのバランスの良いものを購入しよう
目次
2024年は新紙幣切り替えの年。タンス預金が奪われる?
2024年7月を目途に、新しいお札が発行されます。
新紙幣が発行されるのは、千円札・5千円札・1万円札の3種類全て。
特に福沢諭吉の1万円札は1984年以来、非常に久々の変更となります。
2024年から徐々に行われる新紙幣切り替えの主な目的は、表向きには「偽造防止のため」。
しかし今回の新紙幣切り替えには、「国民からタンス預金を奪う」という目的も隠されているのではないか?と言われています。
- タンス預金のあぶり出し
- 国の借金返済のため旧札を使えなくすることも?
新紙幣切り替えの目的はタンス預金のあぶり出し?
タンス預金のあぶり出しが目的のひとつ、と言われている新紙幣への切り替え。
出店:第一生命経済研究所試算
第一生命経済研究所の調査によると、流通すべき現金100兆円のうち、およそその半数である50兆円ほどが、「退蔵貨幣」つまりタンス貯金として流通していない現金だとされています(2019年1月末時点)。
この多額の流通していない現金を動かすためにも、新札への切り替えは有効です。
なぜなら、新紙幣が流通し定着した後では、大量の旧札を銀行にあずけたり、商品の購入に使ったりすると不審がられる可能性があります。
そのため、多額のタンス預金をしている人は新紙幣切り替えの前に旧紙幣を使ってしまおうという動きが予想されているのです。
新円切り替えによる混乱で例にあがるのが、1946年の金融緊急措置令と日本銀行券預入令です。
政府は戦後の急なインフレをおさえるため、これまでの日本銀行券を強制的に銀行に預けさせ、預金の引き出しを制限しました。
旧紙幣は無効となり、戦後すぐの日本に大きな混乱をもたらしました。
旧札が使えなくなる可能性は低いがゼロではない
もし1946年の新円切り替えのように旧札がいきなり使えなくなったら…と心配になる人も多いのではないでしょうか。
しかしさすがに、2024年から旧札がいきなり使えなくなる可能性は非常に低いと言えるでしょう。
ただし、この先いきなり旧札が使えなくなる可能性は、決してゼロではないことを頭に入れておく必要があります。
なぜなら、1946年の新円切り替えには、インフレの抑制以外にも目的があったからです。
それは、「国民の資産を徴収して国の借金返済に当てる」というもの。
新円切り替え時には、銀行預金などの国民の資産に対して25%から90%の「財産税」が課せられたことも有名です。
1946年当時、国債発行規模はGDPの200%もありました。
新円切り替えによって、銀行への預け入れを余儀なくされた国民の資産から税金を徴収し、国家の借金返済のあてにしたとも考えられています。
現在、国が負っている借金はGDPの260%と、1946年当時よりも苦しい状態にあります。
そのため、1946年の新円切り替えのような混乱が絶対に起こらない、とは言い切れないのです。
監修者 葉山満
1946年当時のようなことが絶対起きないとは言い切れない現状です。タンス預金は早めに何かに変換しておく方が良いかもしれません。
タンス預金をアンティークコインなどの投資商品へ変えるべき理由
現在、2024年の新紙幣発行にそなえ、タンス預金をアンティークコインなどの投資商品へと転換する動きが見られています。
新紙幣発行と共に旧紙幣が使えなくなる可能性は極めて低い中、なぜタンス預金を投資商品へ転換する方が良いのでしょうか。
- タンス預金はインフレのリスクに対応できない
- 日本円の価値に不信感
タンス預金はインフレのリスクに対応できない
まずは、タンス預金はインフレのリスクに対応できないことが理由にあげられます。
インフレが進んでいくにつれ、紙幣の価値は下がっていく一方です。
2022年以降、ロシアによるウクライナ侵攻やエネルギーの世界的需要拡大などにより、インフレがますます進んでいます。
もしインフレによって物価が2倍になれば、タンス預金そのものの金額に変化がなくても、その価値は従来の半分になると言えるのではないでしょうか。
このように、インフレが進むことによって、タンス預金の価値はどんどん下がっていってしまうのです。
タンス預金をアンティークコインなどの投資商品に変えることにより、インフレに対応した資産を保有できるようになります。
日本円の価値への不信感がぬぐえない
また、日本円の価値に信頼感を得られないことも、タンス貯金をアンティークコインなどの投資商品に変えるべき理由のひとつとしてあげられます。
円安が進み、日本の経済が決して活発とは言えない中、今後も日本円に価値があり続けるのか?不安に思う人も多いのではないでしょうか。
資産家の中には、日本円ではなく米ドルで資産を保有している人も多くいます。
日本円で多額のタンス預金をするのではなく、世界的に価値のあるものに変えて資産保有することが、今後の日本の情勢を不安視する人のやり方です。
アンティークコインは、世界中にコレクターがおり、世界的に認められている投資商品です。
タンス預金を世界的に価値のある投資商品、アンティークコインへ変えることで日本情勢に左右されることなく安心して資産を持ち続けられます。
アンティークコインが投資商品として優れているポイント
タンス預金を換金するのにおすすめなアンティークコイン。
アンティークコインは一体、どのような点が投資商品として優れているのでしょうか?
世界中の資産家が注目するアンティークコインの魅力についてご紹介します。
- 価値がゼロになることはない
- 保管・管理がしやすい
- アンティークコインそのものにロマンがある
- 相続税対策が期待できる
価値がゼロになることはない
アンティークコインは、その価値がゼロになることのほとんどない投資商品です。
むしろ、アンティークコインは年月が経つにつれ、着実にその価値を上げていく投資商品と言えるかもしれません。
なぜなら、アンティークコインは、およそ100年以上前に鋳造された硬貨のことを指します。
そのため、新たに発行されることは決してありません。
年々世の中に出回るアンティークコインの数が減っていくことはあっても、増えることは無いのです。
年々希少になっていくものですから、価値が上がり続けることが期待できます。
また、アンティークコインには金が含まれているものも多数あります。
貴金属としての価値も認められるアンティークコインの場合は、この先決して価値がゼロになることはありません。
保管・管理がしやすい
保管や管理がしやすいことも、アンティークコインの魅力です。
タンス預金の場合、100万円の札束に必要なスペースはおよそ76mm×160mm×10mm。
多額のタンス預金をするとなると、膨大なスペースが必要になります。
しかし、アンティークコインは手のひらに乗る様な小さなものであっても、物によっては何百万円もの価値がある場合があります。
そのため、災害時にはケースに入れて簡単に持ち出せることもポイント。
非常に小スペースで保管ができる投資商品なのです。
また、実物資産には絵画やバッグ、高級車、時計やワインなどもありますが、これらは温湿度管理や維持費がかかるものばかり。
その点、アンティークコインはそのまま置いておくだけでよく、かかる維持費はゼロに等しいと言っても過言ではありません。
むしろ磨いたりすれば逆に価値が下がってしまう場合も。
このように、保管や管理がしやすいことも、アンティークコインの魅力なのです。
アンティークコインそのものにロマンがある
アンティークコインの魅力として、アンティークコインそのものにロマンがあることも注目ポイントです。
アンティークコインは投資商品として価値があるだけでなく、歴史的価値や芸術的な価値が見出だせることも魅力のひとつ。
古代の偉人が手にしたかもしれないコインが目の前に…そんなロマンある状況にワクワクする投資家も非常に多いのではないでしょうか。
アンティークコインに潜む歴史的背景などに思いをはせるだけでも楽しいのが、アンティークコインの魅力なのです。
また、見た目が美しいものもたくさんあるため、アンティークコインを眺めながら過ごす日常は非常に豊かなものになるでしょう。
相続税対策が期待できる
アンティークコインは、相続税対策としてもおすすめです。
タンス預金や土地、株式などは、相続する際多額の相続税が課せられることは多くの人がご存知でしょう。
もちろん、アンティークコインも税制上、相続税の対象となります。
アンティークコインの相続税は、相続発生時の価値によって決まります。
アンティークコインの相続税評価額は、市場に出回っている類似品の価値や、専門家の意見によって決められることがほとんど。
しかし、アンティークコインの場合は、この相続税評価額が実際の価値よりも低めに設定されることが非常に多いのです。
そのため、アンティークコインは相続税の節税効果が高い投資商品であると言えます。
監修者 葉山満
アンティークコインはさまざまな面で優れた投資商品。確実に今後価値があがる人気コインもありますよ。
どのようなアンティークコインを購入すべき?価値はどうやって決まる?
投資商品として非常に魅力のあるアンティークコイン。
それでは、タンス預金をアンティークコインに変える場合、どのようなアンティークコインを購入するべきなのでしょうか。
アンティークコインは主に、「市場性」・「希少性」・「状態」の3点から価値が決まります。
そして、その3つの要素のバランスが良いものを購入することによって、価値の安定したアンティークコインを保有できるでしょう。
こちらでは、アンティークコインの「市場性」・「希少性」・「状態」とはどのようなことを指すのかを解説します。
市場性
アンティークコインの市場性とは、売りたい時にいつでも買い手がつくような知名度や人気があるかどうか、を指します。
資産的価値があるものでも、買い手がいなければ投資商品として優れているとは言えません。
アンティークコインの場合は、誰もが知っていて常に需要のあるものを選ぶことをおすすめします。
希少性
また、希少性もアンティークコインを購入する上で重要な注目ポイントです。
発行枚数の少ないコインや、市場にあまり出回っていないコインなどは希少性が高いと言えます。
同じ柄のアンティークコインであっても、情勢などにより発行枚数の少ない年に製造されたもののほうが希少性が高く、価値のあるものとされる傾向にあります。
また、歴史的背景から流通したもののほとんどが溶解されてしまったコインなども、希少性が高く価値の高いコインと言えるでしょう。
状態
状態も、アンティークコインの価値を左右します。
アンティークコインはかつて貨幣として一般的に使用されていたものが多く、摩耗していたり傷があったりするものがほとんど。
新品のような状態のアンティークコインはなかなか市場に出回らないため、状態が良ければ良いほどその価値は高くなります。
そのため、アンティークコインを購入する際にはなるべく状態が良いものを探すこともおすすめです。
アンティークコインの入手方法
新札への切り替えを機に、タンス貯金を変換するのにおすすめなアンティークコイン。
アンティークコインに魅力を感じても、どのように入手すれば良いのか?わからない人も多いですよね。
アンティークコインを入手するのにおすすめの方法として、「専門店で入手する」「オークションに参入する」「個人ディーラーから購入する」の3つがあげられます。
こちらでは、おすすめのアンティークコイン入手方法をご紹介します。
専門店で入手する
まず一番メジャーなのは、アンティークコインの専門店で入手する方法です。
1980年代から存在するアメリカのアンティークコイン鑑定会社、PCGS社やNGC社の認定ディーラーが在籍している専門店は、専門知識が豊かで信頼できるお店と言えるでしょう。
例えば「ユニバーサルコイン」や「野口コイン」は、PCGS社やNGC社の認定ディーラーが在籍しています。
野口コインの評判は?どんな銀貨や金貨を売ってる?野口コインについて徹底解説!
また、「アンティークコインタウン」のようにPCGS社やNGC社による鑑定を受けたアンティークコインのみを取り扱っている専門店もおすすめです。
オークションに参入する
オークションへの参入も、アンティークコインを購入するためのひとつの方法です。
オークションでアンティークコインを探せば、場合によっては専門店で購入するより安く入手できることも。
しかし、アンティークコインについてある程度知識を持ち、相場を把握していないと損をしてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
そのため、オークションはやや上級者向けのアンティークコイン入手方法と言えるかもしれません。
個人ディーラーから購入する
アンティークコインへの知識が深い個人ディーラーから購入することも、おすすめのアンティークコイン入手方法です。
アンティークコインは歴史的背景や芸術的価値、市場での人気度などさまざまな要因から価値が決まります。
そのため、非常に多くの知識を得る必要のある投資商品と言えるでしょう。
また、アンティークコインに関する文献や情報は英語だけでなく、フランス語やイタリア語、スペイン語などで書かれていることも多く、情報収集が非常に難しいジャンルです。
そういったアンティークコインにまつわるさまざまな知識を持ったディーラーから購入すれば、価値のあるアンティークコインが入手できます。
また、専門店やオークションから購入するよりも人件費や手数料などが安くすむことも、個人ディーラーからアンティークコインを購入するメリットです。
監修者 葉山満
オークションは、やや上級者向けの入手方法と言えます。まずは専門店で実物を見たり、ディーラーさんから話を聞いたりするのがおすすめです。
まとめ
今回は、タンス預金が2024年の新紙幣発行で危なくなる理由を解説するとともに、タンス預金をアンティークコインへ変換することのすすめについて紹介しました。
2024年から始まる新紙幣への切り替えを機に、これまで貯めてきたタンス預金が奪われてしまう危険性があるのは事実です。
タンス預金よりもインフレに強く、世界的に価値が認められているアンティークコイン。
アンティークコインは価値が下がりにくく保管のしやすい投資商品として、タンス預金からの変換に非常におすすめです。
ぜひタンス預金の将来性に不安があるなら、アンティークコイン購入を検討してみてくださいね。
- 2024年から始まる新札切り替えでタンス預金が奪われることがあるかもしれない
- アンティークコインは投資商品として、価値がゼロになる可能性が極めて低い・保管や管理がしやすい・アンティークコインそのものにロマンがある・相続税対策が期待できる、といった魅力がある
- アンティークコインを購入するなら市場性・希少性・状態の三つのバランスの良いものを購入しよう
- アンティークコインは専門店やオークションを利用したり、個人ディーラーから買ったりする入手方法がある