しかし、その値段は幅広く1枚で数億円もの値段が付くコインもあり、どのように値段が決められているのか知りたいという方も多いのではないでしょうか。
この記事ではそんな質問にお答えします。
目次
アンティークコインの値段はどう決まるの?
アンティークコインは買取の際も定価というものが存在せず、
値段はアンティークコインの様々な要素によって決定されます。
金の含有量
コインは古来より、その原材料として金が使われていました。
金の価格は経済によって変化し、一般的には景気が不安定になるほど金の価格も上昇すると言われています。
それは現代においても同じで、金が信頼されている事を表しており、アンティークコインに金が含有されているほどその価値も高くなります。
製造された時代
アンティークコインはその名の通り、過去の時代のコインです。
より昔の時代に製造された物であればあるほど、その価値はより希少な物として評価されることは言うまでもありません。
コインの保存状態が良いか
変形、変色、傷やひび、欠けた箇所などアンティークコインに問題があればもちろん、値段も変わってきます。
コインに付いてる傷が例えそのコインの製造過程で付いた傷だとしても、同じ傷には変わりありません。
値段も下がることになります。
もし、自分でコインの保管をする場合は保存状態にくれぐれも注意しましょう。
デザインの芸術性
アンティークコインは発行された国、年代などにより当然そのデザインも変わってきます。
神や実在した人物、動物などコインによって様々です。
やはり、人気のある人物や神などがデザインされたアンティークコインの方が値段が高い傾向があります。
現代でいうとプロマイドのような、コレクションアイテムとしての側面が強かったからかもしれませんね。
発行枚数の少なさ
アンティークコインは発行枚数によっても、その値段が変わってきます。
人気のアンティークコインを例に挙げると、1839年にイギリスで発行された「ウナライオン」は発行枚数が400枚で、その1枚あたりの値段は1,000万円以上の価値があります。
そして、もう1点は1927年に20ドル金貨として発行された「セントゴーデンズ」このコインは発行枚数は180,000枚となっており、その1枚あたりの値段は30万円ほど。
しかし、表面の1927の数字上に「D」マークの付いたセントゴーデンズが世界で5枚確認されており、その場合の価格は1枚あたり億単位に跳ね上がります。
このように発行枚数の少なさはアンティークコインの価値に大きな差を産んでいるのです。
自分のアンティークコインの値段は?
自分のアンティークコインの相場の値段を知りたい時は以下の方法で調べてみましょう。
コイン購入サイトで検索してみる
「ワールドコインギャラリー」や「ゴールドコイン」などの大手コイン購入サイトでは、コインに鑑定書が付いている事から価格にも信頼性があるので、検索してみましょう。
オークションや通販・フリマサイトで検索してみる
オークションや通販・フリマでも自分のコインと同じものが出品されていれば大体の相場を知ることができます。
一つのサービスだけでなく、複数のサービスで調べる事が重要です。
アンティークコインを取り扱っているお店で見てもらう
日本では数は少ないですが、実店舗でアンティークコインを取り扱っているお店もあります。
細かい傷や汚れなどによる値段の変化は素人では分かりませんから、こういった実店舗で見てもらうのも手です。
まとめ
以上、アンティークコインの値段についてご説明しました。
アンティークコインの値段は幅広く、数千円で手に入る物もあれば数億円もする物もあったりとその値段は段違いになります。
それを決めるのが金の含有量、製造された時代、コインの保存状態が良いか、デザインの芸術性、発行枚数の少なさといった要素でした。
価値のある物は当然それだけ高くなります。
どんな値段であっても、自分で選んだコインならきっと気に入るはずですよ。