今回、お話させて頂きたいのがコイン探しをする際、必ず目にするであろうこの「ターラー」「ダカット 」
アンティークコインTVご覧の皆様は「それがどうした」と思われている方もいるかと思いますが、おさらいの意味を込めて、最後までお付き合い下さいね。
ターラー
まず「ターラー」意味としては大型銀貨の通称ですよね。
始まりは16世紀から、以来数百年に渡り、ヨーロッパ中で使われていた大型銀貨の事です。
現在のアメリカ合衆国ドルの由来は、「ターラー」→「ダラー」→「ドル」といわれてるほど影響力は強いものと言われています。
このターラー銀貨、年代によって使われる銀のグラムに差があります。
景気や政策の変化で増えたり減ったり、そんなところにも、歴史のロマンを感じますね。
その中でも一番長い期間採用されてた銀貨が約39gと、とても重量感があり、見て良し!触って良し!とコレクターがとても多いコインでもあります。
代表的なハプスブルグ家の紋章しびれちゃいますね。
ハプスブルグ家の紋章
そして「ダカット」こちらは主に金貨の単位として使われます。
2ダカットは約7gという計算になり、様々なサイズがあります。
最小のダカット金貨は1/32ダカット。
1/32ダカット
これは観賞用には向きません、ルーペ必須です。
最大は20ダカット、約70g!
20ダカット
今の価格帯だと1600~1800万はいくのではないでしょうか、持ってる手が震えそうです。
「ターラー」「ダカット」、意味がわかるとコイン探しが楽になりますね。