アンティークコイン転売で利益を狙う|前提知識と2つの抜け道

アンティークコイン転売で利益を狙う|前提知識と2つの抜け道

アンティークコインの転売で利益は出るのか
アンティークコイン転売にはどんなリスクがあるのか
利益を最大化するにはどうすればいいのか

こうした疑問を感じてはいませんか?

世界中の富裕層の間で、投資対象として一般的なアンティークコイン。

感度の良い投資家が目をつけるのには理由があります。

そこで今回は、アンティークコインの転売で利益を狙うための知識をご紹介します。

基礎知識からリスクの確認、効率的な転売フローまで、アンティークコインを賢く転売するために必要な実践的な情報をまとめました。

単なる骨董の枠を超越した、アンティークコインの「資産」としての側面を理解しましょう。

この記事の内容をざっくりまとめると
  • アンティークコインは資産家・富裕層が注目する投資
  • アンティークコインの転売は数年でも利益が狙える
  • アンティークコインの転売のメリット・デメリットとは
  • アンティークコインの転売の具体的な方法をご紹介

   目次

アンティークコインの基礎|資産家・富裕層が注目する理由

アンティークコインは一般的に、

近代(1900年代初頭)以前に発行・鋳造されたコイン

と定義されています。

もっとシンプルにいえば、約100年以上前に作られたコインのことです。

現在、世界には20万種類のコインが存在すると言われています。

コインの希少性、製造・流通された歴史背景、造形美などの観点から価格が設定され、取引されています。

アンティークコインには大まかに以下のような魅力があります。

アンティークコインの魅力
  • 資産性|投資対象として魅力的
  • 教養性|歴史や政治・偉人の思想(帝王学)に通じる
  • 趣味性|蒐集欲を掻き立て、管理も容易

アンティークコイン最大の魅力は資産性

上記で挙げたうち、最大の魅力は資産性です。

アンティークコインは「数が減ることはあっても増えることはない」ため、年月が経つほど必然的に希少価値が高まっていくのです。

資産性の高さに加え、長年受け継がれてきた価値観や地金価値、骨董的価値が上乗せされる形で、価格が年々上昇しています。

リーマンショックでも動じない

アンティークコインは年平均125%の価格上昇が起きています。

希少性が高い一部のコインは年平均150%を超すものも存在します。

リーマンショックの際にもほとんど影響を受けなかったことから、ヘッジ資産として再注目されることになりました。

下記画像の右側は、アンティークコインの価格推移を表しています。

出典:THE KNIGHT FRANK

リーマンショックで停滞するも、すぐに勢いを取り戻して順調に推移していることがわかります。

画像の左側では、アンティークコインを「減ることはあっても増えることはない」という性質を持つ他の商材と比較しています。

ここではクラシックカーに続いて2番目に位置付けられており、数ある商材の中でもとりわけ利益率が高い投資商材であることがわかります。


アンティークコインの転売や投資は儲かるのか

ここまで見てきた通り、アンティークコインは安定的に値上がりするという資産性が最大の魅力。

本来はインフレヘッジ(過剰な通貨の発行による相対的な価値低下から資産を守ること)に有効です。

第一次世界大戦後のユダヤ人が、アンティークコインに資産を投じる戦後のインフレの回避したという逸話もあるほど。

しかし、裏を返せば本来は長期保有を前提に、じっくりと値上がりを待って転売するのが一般的です。

とはいえ、「なるべく短期で、なるべく大きな利益」を狙いたいのが正直なところ。

転売や投資によってどの程度の期間で、どの程度の利益を狙うことができるのでしょうか。

結論|アンティークコイン転売は数年でも利益を狙える

結論からお伝えすると、情報収集と丁寧な仕入れを徹底すれば、堅実に稼ぐことができます。

実際に先日、12万円で買った中国の黄銅貨を55万円で売却できたという方にお会いしました。

その方は15万円で買った金の純度が高いコイン(地金タイプ)を22万円で売ったこともあるそうです。

いずれも保有期間は1-5年程度。

数年前にアンティークコインに興味を持ち、文献やディーラーから知識を吸収し手ごろな価格から転売をスタートしたそうです。

後ほど詳しく解説しますが、メンテナンスや断続的なチェックがほとんど必要ないところもアンティークコイン投資の大きなメリットの一つ。

その分の時間を、情報収集と適正価格で購入するための精査に充てることで、安定した利益を狙うことができるのです。


アンティークコイン投資を効率的に進めるための方法は、後ほど詳しく解説します。

気になる方は下のボタンでスキップしてください。

アンティークコイン転売の具体的な手法

監修者 葉山満

正しい知識があり、転売のための仕入れの機会を得られれば大きな利益を生むことが出来ます。その機会をどう掴み生かせるかがポイントになってきます。

アンティークコイン転売のメリット・デメリット

資産形成を目的とした場合、申し分のない投資対象といえるアンティークコイン。

しかし、転売するための「商材」としてはどうなのでしょうか。

転売商材として見たときのアンティークコインについて、メリットとデメリットを整理しておきましょう。

アンティークコイン転売のメリット

  • 投資初心者でも手軽に始められる
  • 在庫管理が簡単
  • 匿名性が高く節税にも有効
  • 新興国の台頭による需要増加が見込まれる

メリット① 初心者でも手軽に始められる

アンティークコインは数千円からと、案外手軽にスタートすることができます。

一般的な投資対象として不動産投資や株式投資が思い浮かびますが、アンティークコインは不動産投資ほどまとまった資金は必要ありません。

また株式投資やFXと違って実物資産なので、専門的な取引ツールなどを準備する必要はありません。

参考までに、投資ジャンルを表で比較してみましょう。

投資カテゴリ リスク/リターン 専門知識 運用工数 運用コスト 投資金額
アンティークコイン ¥5,000-
株 / FX ¥1,000円-
不動産 ¥2,000,000円-(3,000万円物件想定)
¥1,000円-(月々の積立投資金額)
投資信託 ¥10,000円-
仮想通貨 ¥100円-

メリット② 在庫管理が簡単

転売する商材を選ぶにあたって、在庫の保管・管理は大きなネックになります。

コンパクトで、特別な保管設備を必要としないアンティークコインは、在庫管理の面でも優秀な転売商材と言えます。

先ほどご紹介したこちらの画像にある、クラシックカー、絵画、ワインなどの商材は、保管場所の確保や環境の整備が必要。

一方のアンティークコインは耐火、耐熱機能のある金庫で保管し、高温多湿を避けるだけで問題ありません。

在庫管理のためにかかるコストが桁違いに小さいのです。

メリット③ 匿名性が高く節税にも有効

アンティークコインは匿名性の高さも特徴です。

不動産や自動車は購入の際に登記が必要です。

純金の購入時には支払調書が、株式やFX・仮想通貨の口座開設には本人確認書類の提示義務があります。

しかし、アンティークコインを取引する場合はそうした情報が必要ありません。

つまり、余剰所得をアンティークコインに転換して節税をしながら、価格上昇による売却利益を狙えるのです。

広い土地や高級外車のように人目につくことなく、匿名性を保ったまま一石二鳥の効果が得られる転売商材なのです。

メリット③ 需要の増加も見込める

アンティークコインの資産性は再三ご紹介していますが、新興国の台頭によりその流れはますます強固なものになると考えられています。

中国、ロシア、インド、ブラジルといった新興国の経済発展を背景に、アンティークコイン市場は成長の一途を辿っています。

新興国のコイン愛好家は自国の硬貨を収集する傾向があるため、実際に過去10年間で中国やロシアのコイン市場が急騰中。

今後、この流れがインドやブラジルなどに広がり、新たな急騰コインが誕生する可能性が高いのです。


アンティークコイン転売のデメリット

  • デメリット① 安いコインほど値上がりに時間を要する
  • デメリット② アンティークコインは換金性が悪い
  • デメリット③ 付加価値がつかない
  • デメリット④ 詐欺や偽物のリスクがある

デメリット① 安いコインほど値上がりに時間を要する

短期間で大きな転売利益を狙いたいのであれば、1枚100万以上のコインを選ぶのがベターです。

比較的安価なコインは市場に出回る数が多く、世界経済の動向に影響を受けやすいからです。

また、価格が安いと値上がり幅が小さく、売買の際の手数料を回収できないパターンが増えてしまいます。

先ほどお伝えした、中国コインを売却して短期間で利益を挙げられた例はなかなかのレアケース。

どのコインを買うにしても5年前後保有する前提で、低価格のコインであればさらに長期的な視点で利益確定を考えるのがおすすめです。

ただ、上述の節税効果と組み合わせるメリットも存在するため、ご自身の資産状況に応じた使い分けも可能です。

デメリット② アンティークコインは換金性が悪い

株式や金、投資信託などは、必要に応じてすぐに現金化できます。

しかし、アンティークコインは海外のオークションサイトなどで買い手が見つかって初めて転売成立となります。

アンティークコイン専門店に駆け込むにしても、時間や地理的な制約が受けることを念頭におく必要があるでしょう。

デメリット③ 付加価値がつかない

アンティークコインには、株式投資の配当や優待、債券の利回り、投資信託の分配金、不動産の家賃収入といった細かなリターンはありません。

価格の上昇以外に長期保有するメリットがないのです。

この点は一見大きな欠点にも見えますが、匿名性と節税効果により相殺できる程度のもの、と考えることもできます。

デメリット④ 詐欺や偽物のリスクがある

最も厄介なのが、詐欺や偽物による被害です。

「精巧に作られた贋作を掴まされた」「値上がり確実と言われたコインがどこにでもある三流品だった」と言った失敗談は少なくありません。

そのためにもまずは知識を深め、鑑定機関によるレーティングなど信頼できる情報を見極める目を養う必要があります。

信頼できるディーラーと関係性を深め、情報を共有してもらうのも近道です。

転売に向くアンティークコインの見分け方

アンティークコインの転売で利益を狙う上で重要なのが、コインの価値を正しく見極めることです。

偽物を購入しないために、そして利益を生むコインを選ぶために必要な基礎知識を確認していきましょう。

スラブナンバー(ID)を照会して偽物を避ける

アンティークコインは、国際的に認められている第三者機関が鑑定したものが流通しています。

代表的なレーディング会社
  • NGC
  • PCGS

偽物を見抜くには、これらのレーティング会社が発行した「スラブナンバー(ID)」を照会するのが有効です。

鑑定社の公式サイトからスラブナンバーを照会することで、本物のコインの画像を確認できます。

購入を検討しているコインと、レーティング会社のお墨付きを得た本物のコインをしっかり比較するのが重要です。

レーティング会社の隠れたメリット

スラブナンバーを照会するための登録には年間50-60ドルの費用がかりますが、参考価格やグレード以上の情報を提供してくれます。

  • NGC:コイン価格動向の週次レポートが届く
  • PCGS:オークションの売買実績が閲覧できる

よくある偽造アンティークコインの特徴

コインの画像を見比べる際、以下の点に注意してみましょう。

アンティークコインのチェックポイント
  • 文字や絵柄の細部や間隔
  • コイン自体やスラブケースの色や形

ブランド物のコピー製品同様、偽物は文字(フォント)の再現が難しいと言われています。

購入しようとしているアンティークコインと、スラブナンバーで照会した本物の画像を見比べ、文字に違和感が少しでもあるようなら要注意。

最初は微妙な違いのように思えるかもしれませんが、本物の後に偽物を見れば何か違和感を感じるはずです。

また、コインやスラブケースの色合いや質感、形状も差が出やすいポイントです。

撮影時の光の加減などに左右されるためフォントに比べて確認が難しいですが、判断材料の一つとして覚えておきましょう。

スラブから情報を読み取る

NGCとPCGSの両者が鑑定したアンティークコインは、スラブケース(通称:スラブ)と呼ばれる透明なプラスチックケースに入っています。

スラブナンバーもここに記載されていますが、そのほかにもたくさんの情報が詰まっています。

2社の間で形状や記載方法に若干の違いがあるのの、基本を押さえてもらえばどちらにも対応できます。

スラブの情報|基本情報

NGC・PCGSどちらのスラブにも、そのコインの概要が記載されています。

  • 発行年代
  • 発行国
  • 額面
  • コインの名称
  • グレード
  • 素材
  • 鑑定番号(スラブナンバー)

素材は金貨であればG、銀貨であればCなど、アルファベットで表記されます。

また、グレードも略称で記載されています。

次の項目で詳しく確認していきましょう。

スラブの情報|等級(グレード)

まず、グレードは大きく3種類に分けられます。

  • 投資型(プルーフ)
  • 未使用品(ミントステイト)
  • 流通型

プルーフは表面が磨き上げられたもので、流通を目的としていない仕様のものです。

NGCでは、「PF」、PCGSでは「PR」と表記されます。

PF/PRの後にグレードが、最高等級を70とした数字で表記されます。

ミントステイトは流通用に作られたものの、一度も使用されなかったコインです。

NGC、PCGSともに、「MS」と記載されます。

こちらも70を最高等級としたランクが記載されています。

NGCの表記をベースに、その他のグレードと日本で用いられる等級を併記したものがこちらです。

スラブ 状態表記 日本語 特徴
PF Proof プルーフ 何らかの目的のために特別仕上げされた品。製造方法を示す言葉でグレーディングとは区別される
MS70 FDC パーフェクト完未使用 流通用として製造されたコインでは発見不可能とも思われるほどの完全な品
67
66 -FDC 完全未使用品 造幣局か製造されたままで通常考えられる傷ひとつ無い品
65 UNC/FDC
64 UNC+
63 UNC 未使用品 表面の輝きは製造時の状態を保ち摩耗もないが、バッグマークなど擦過傷やアタリ傷がわずかにある品
62 -UNC
61 AU/UNC 準未使用品 摩耗はほとんど無いが、多少の流通感がある品
60 AU
AU58 EF+ 極美品 多少の摩耗は見られるが、表面に製造時の輝きを残している品
55 EF
50 -EF
EF45 VF/EF
40 VF+ 美品 摩耗はかなりあるが、細部までシャープに判別できる品
VF35 VF
30 F/VF
20 F+ 並品 かなり摩耗はしているが、年号など特徴は明瞭に見える品
F15 F
12 -F
VG8 VG 劣品 文字や年号まで摩耗しているが、一見して判別可能な品
G4 G 大劣品 文字や年号も摩耗し、経験を積んだ者にしか判別できない品

アンティークコインの種類と価値を正しく認識する

スラブからプルーフやミントテイストなどといった、グレードや種類の確認に関連して、コインの製造目的による分類も確認しておきましょう。

アンティークコインの一般的な分類
  • 記念コイン
  • 流通用コイン
  • 地金型コイン

記念コイン

国家が記念のために製造した、数量限定のコインです。

投資目的で製造されるため、ほとんどがプルーフに分類されます。

現代のもので言えば、オリンピックの記念で発行されるものがこれに該当します。

戦争の締結や国家の独立のように、多くの人に影響を与えたイベントの記念コインほど需要が大きくなり、価格が高騰する傾向にあります。

流通用コイン

流通用コインは当時の貨幣として使用する目的で製造された、一般的な硬貨です。

当然、新品の状態を保っているものが少ないため、状態によって価格が大きく異なります。

流通用コインを転売する際は、仕入れの段階で状態が良好なものだけを狙うのがポイントです。

また、発行枚数や時代背景によって思わぬ高値がつくこともあります。

地金型コイン

地金型のコインは以下の2つに分かれます。

  • 投資用に作られたもの
  • 希少性が低く、地金としての価値が高い流通用コイン

前者であれば、現代のカナダのメイプルリーフ金貨、イギリスのブリタニア銀貨などがメジャーで、実質的に貴金属への投資を目的として近代以降に製造されているものがほとんどです。

後者は、アンティークコインではあるものの、流通量が多く希少性が低いものです。

19世紀のナポレオン金貨などが該当します。

地金型コインとして購入したものの、数年経って人気が高まりったため高値で売却できた、といったケースがあるので侮れません。

また、地金型コインはグレードの影響が小さいため、仕入れ自体も比較的簡単と言えます。

なるべく純度の高い地金型コインを貴金属の相場が安い時期に買っておき、相場が上がったときに転売することで売却益を狙えます。

監修者 葉山満

転売でのコインの見極め、換金性の高いコインに投資することが転売の成功につながります。偽物を手にしないことは大前提ですね。

アンティークコイン転売の具体的な手法

アンティークコインを転売する手法には、大きく分けて以下の2つがあります。

  • ディーラーから購入/売却する
  • オークションで落札/出品する

ディーラーから購入/売却する

アンティークコインの専門業者は日本にも存在しています。

当然、中間手数料などが上乗せされるため転売利益は少なからず圧迫されます。

しかし、初心者にとって最も最悪なのが偽物や詐欺の被害に遭うこと。

アンティークコインの見極めができるようになるまでは信頼できるディーラーを介して売買するのが安全です。

インターネットでの販売を展開しているディーラーもあるので、自宅に居ながら転売用のアンティークコインを仕入れることもできます。

また、気になる商品を見つけたら電話などでの問い合わせに応じてくれるところがほとんどです。

オークションで落札/出品する

知識に自信がついてきたら、オークションの転売に挑戦するのもおすすめです。

先ほどご紹介したレーティング会社から得られる情報と、自分の中で培ったノウハウを駆使しつつ利益を目指すのです。

次の章では、オークションで取引する流れを簡単にご紹介します。

オークションで落札/出品する具体的な方法

今回は海外のオークションサイト「ebay」で購入し、国内のオークションサイト「ヤフオク」で転売する、という流れを想定します。

STEP.1
オークション用のツールを準備する

オークションの出品履歴や購買履歴を見ることができるツールに登録しておきます。

以下2つがあると理想的です。

  • ヤフオク:オークファン
  • eBay:terapeak

いずれも有料ではありますが、メジャーアンティークコインからマイナーなアンティークコインまで、情報を網羅するためには必要な投資です。

STEP.2
アンティークコインを落札する

高く転売できそうなアンティークコインを見つけたら、出品されているもののレーティング情報を照会しましょう。

同じコインが複数出品されていれば、鑑定機関のグレードに加え出品者の顔写真、購入者レビュー、をもとに、信頼の置けそうなものを選んで落札します。

落札が完了したら自宅に郵送してもらいます。

外国語で軽いテキスト連絡が必要ですが、難しいやりとりはありませんので翻訳サービスで十分対応できます。

比較的サイズが小さいとはいえ海外送料がかかるため、転売利益を必要以上に圧迫しないよう注意が必要です。

STEP.3
ヤフオクに出品

実物が届いたら、さっそく転売の準備に取り掛かります。

オークファンを駆使し、ヤフオクでアンティークコインの販売実績が多いユーザーの出品方法を踏襲するのが効率的です。

期間内に売れなくても再出品できますので、比較的高めの最低落札価格を設定するのがおすすめ。

そこから調整していきましょう。

アンティークコイン転売の意外な抜け穴

アンティークコイン転売における正攻法をお伝えしてきました。

最後に、意外と見落としがちな実店舗の性質を突いた転売ノウハウをご紹介します。

アンティークコイン転売の意外な抜け穴
  • 販売価格が変わっていないコインを狙う
  • 友人と一緒に店舗を訪ねる

前者は、市場価格に対して割安な価格のままになっているコインを見つけることです。

実店舗であれば商品の価格設定を変更する工数が比較的大きいため、こうした掘り出し物を見つけられることがあります。

もともと地金タイプだったもに、付加価値がついて市場価値が上がっているコインなどを事前に調べて店舗を尋ねると効果的でしょう。


後者は、自分よりさらにアンティークコインの経験が浅い友人を巻き込む方法です。

店舗側としては見込み顧客を獲得するために、柔軟な価格交渉に応じてくれる場合があるのです。

やや搦手にはなりますが、実店舗には実店舗の面白味があるのです。

アンティークコイン専門店

国内でアンティークコインの売買を行っている専門ディーラーをまとめてみました。

監修者 葉山満

ここでは主に国内について説明しておりますが、その何倍もの規模とチャンスが世界中には存在します。

アンティークコインの転売|まとめ

いかがだったでしょうか。

安定した値上がりが期待できるアンティークコイン。

長期投資に向いた商品ではありますが、工夫次第で短期的な転売で利益を狙うこともできます。

この記事をもとに知識とアイデア、そしてアンティークコインへの愛を持って、あなただけの資産形成を目指していただけたらと思います。

アンティークコイングレードまとめ
  • アンティークコインは資産家・富裕層が注目する投資
  • アンティークコインの転売は数年でも利益が狙える
  • アンティークコインの転売のメリット・デメリットがある
  • アンティークコインの転売の具体的な方法をご紹介

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監修コメント(葉山満)


転売するためにはいかにそのコインを安く仕入れ(購入)
いかに高く販売(売却)できるかという点を考えられると思いますが、
価格にだけに注目をしてしまうと、偽物を手にする可能性も上がってしまいます。
そんな可能性を下げる為にも専門知識を持つ方への相談やご自身で知識を増やし、
仕入れのためのノウハウと経験を積むことが重要となります。