祖国フランス王国最大級のMonnaie De Plaisirの話
意訳だが、上記のフランス語を和訳したら「目の保養のコイン」。
枢機卿リシュリュー(ルイ13世の宰相)が作品を見た瞬間、我が王の偉大さをコインでできるのは彼しかいないと感じ、造幣局の総監に指名。
1640年3月31日勅令により1/2ルイ、1ルイ、Double Louis (2ルイ)、4ルイ、8ルイそしてフランス最高額(額面、重さ、現代の価値など) 幻の10ルイ大金貨。
まとめて言うと1ルイの公式重さは6.752g、24ミリから26ミリ様々なタイプあります。
髪の毛が長いのや短いクルンクルンだったり、刻印のIMPがIMPEなったり、星付きか十字つきか、ちょっと老けた頭まで、
要するにバラエティーが豊富です。
安くてもしょぼいタイプは15万円。
Double Louis d’or 2ルイ金貨
Warinが作った17世紀ハマー鋳造にバイバイで、最新機で作られるこの大型タイプで「機械」の圧倒的さを見せたかったのである。
それはQuatre Louis d’or 27gr金貨からの試作的背景もありました。
Dix Louis d’Or 10ルイ大の大金貨
重さはなんと67.518g、それと46ミリ！
タイプが二つ 襟元の服ありと服なしタイプ！エッジも二つ
微妙に高価なのは服ありです！
状態次第だが、専門機関でも博物館でも値段は3000万円します。
超珍しいコインと違って、また面白いのはルイ13世の賭博テーブルで使われていたのです。
Warinの作品紹介
Warin氏の篤志家でもあったリシュリューのために作ったメダルはこちらです。
こちらの1660年作の35、5gr金メダルはMazarin枢機卿のために作られたのです(Warin氏の晩年)。
この金メダルはPyrenees地方の平和記念に作られたのです。
お値段は500万弱！
監修者・プロフィール
アンティークコイン投資家
葉山満
自身のビジネススキルを活かし株式・不動産・FX・事業投資など、いずれの投資で第一線で活躍。 現在、世界中で開催されるオークションや現地のコインディーラーとのコネクションを生かし、コインの仕入れ、卸しを行う。 また、自らの経験を基にyoutubeチャンネル"コイン投資の鬼はやまん"の配信、著書「アンティークコイン投資 解体新書」を出版。その他セミナーやスクール、メディアを通してアンティークコイン投資の普及に努めている。 【アンティークコイン投資家葉山満公式HP】
